最近では窓ガラス撥水コート施工が人気のようです。これはフロントガラスに撥水コートを施工していれば雨が降った時にも水滴が玉のように転がるので視界の確保に役立つからです。
撥水コートには大別するとシリコーン系撥水剤とフッ素系撥水剤の2種類が存在しており、それぞれ特徴が異なるので紹介したいと思います。
1・シリコーン系撥水剤
シリコーン系撥水剤は成分にシリコーンを主体としたものとなっており、安価で非常に撥水性に高いという特徴があります。しかし、シリコーン系撥水剤は雨が多いと1ヶ月程度で撥水性能が低下してしまい、効果が切れると撥水剤が油膜となってしまい視界不良の原因ともなります。
2・フッ素系撥水剤
フッ素系撥水剤はフライパンの焦げ付き防止加工にも利用されているフッ素コーティングをガラス撥水コートに応用したものとなっています。その特徴はシリコーン系撥水剤よりも撥水コートの耐久性が高く、防汚性能や撥油性能にも優れています。しかし、フッ素撥水剤の撥水性能はシリコーン系撥水剤よりも低く、高価になってしまいます。